2020年度世界エイズデー国内啓発キャンペーンのテーマについて

 改めて指摘するまでもなく、2020年は新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックに世界中が大きく動揺した年です。しかも、流行はいまなお継続中です。
 そのCOVID-19対策の中でも「正確な情報と知識」の重要性が改めて認識されています。知らないことが不安を増幅させ、不正確な知識や誤った情報が広がる。そのことが有効な対策の成立を困難にします。社会的な差別や偏見によって病気そのものを上回る被害を生み出すことにもなります。
 これは社会がHIVとエイズに対応する中で、繰り返し経験してきたことでもありました。HIVはエイズの原因となるウイルスであり、エイズはそのウイルスによって免疫の力が低下することで引き起こされる様々な症状(症候群)です。
 医学の進歩により、HIVに感染しても抗レトロウイルス治療を継続して受ければ、エイズの発症を防いで長く生きていくことが可能になりました。治療を継続していれば、という条件付きですが、体内のウイルス量を低く抑え、他の人にHIVが性行為で感染することもなくなります。
 HIVはコンドームの使用などで感染の予防が可能なウイルスです。また、検査で感染が分かれば早期治療につながることができます。
 実は16年前の平成16年のキャンペーンテーマは「“HIV”と“エイズ”の違い、知っていますか?」でした。ほぼ同じテーマですが、16年の間に治療は大きく進歩しました。メッセージに込められた内実も自ずと異なってきます。
 HIV/エイズとCOVID-19というツイン・パンデミックの時代のキーワードとしても、改めて「知識」に焦点をあてる必要があります。

 API-Net(エイズ予防情報ネット)にも『令和2年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマ』のページが開設されました。こちらでご覧ください。
 https://api-net.jfap.or.jp/edification/aids/camp2020.html


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