『HIV対策を再考する』 国際エイズ学会(IAS)年次書簡2026

 米国のトランプ政権をはじめ、日本を含む多くの国が、対外援助資金の削減をはかる中で、HIV対策も資金難に追い込まれています。国際エイズ学会(IAS)が今年1月末に公表した「IAS戦略2026およびその先」と、その解説版とも言うべき年次書簡「HIV対策を再考する」にも、その危機感が色濃く表れています。
 《HIVとグローバルヘルスは波乱の一年を経て、抜本的な対応の見直しを迫られています。単なる漸進的な変化以上のものが求められているのです。活動のあり方を見直し、弱体化した対策の再構築をはかり、世界情勢の急速な変化に対応していかなければなりません》
 年次書簡は7月26〜31日にリオデジャネイロで開かれる第26回国際エイズ会議(AIDS2026)への参加の呼びかけでもあります。
 《私たちはこの混乱を乗り越え、新たな道筋を示すために、科学と公平性に基づくIASの新戦略を掲げました。何もしないでいれば、苦労して獲得した成果さえもさらに損なわれていくだけです。これまでの成果をまもり、さらに前進させていくには、固い決意のもとに大胆なリーダーシップを発揮し、HIV対策の資金調達と実施のあり方を再考する必要があります》
 コミュニティアクション編集部では年次書簡の日本語仮訳を作成しました。また、戦略全文は長いので、その内容を1ページにまとめた要約版日本語仮訳もあわせて紹介します。

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年次書簡
http://www.ca-aids.jp/features/386_ias.pdf
IAS戦略要約版
http://www.ca-aids.jp/features/386_ias2.pdf
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英文はこちらで(外部サイト)
 ・年次書簡
  https://www.iasociety.org/annual-letter-2026
 ・IAS戦略要約版
  https://www.iasociety.org/sites/default/files/IAS-Strategy-2026-onwards.pdf