キガリ宣言を公式サイトに掲載 国際エイズ学会(IAS)

 この宣言はもともと、ルワンダの首都キガリで開がれた第13回HIV科学会議(IAS2025、7月13〜17日)に向けて、アフリカや米国のHIV研究者3人が、国際的に署名を呼びかけるために起草したKigali Call to Action(キガリ行動呼びかけ)という文書でした。会議開幕に先立ち、世界の研究者や医療専門家、アクティビストらが数多く署名し、会議を経て、文言に若干の修正を加え、 Kigali Declaration(キガリ宣言)としてIASの公式サイトで紹介されることになりました。
 宣言はまず、過去40年以上にわたり目覚ましい成果をあげてきた世界のHIV対策のレガシー(歴史的成果)がいま、『国際援助政策の転換と資金の途絶、そして弱い立場のコミュニティに対する攻撃』といった地政学的変化によって、危機に追い込まれていることを指摘しています。
 その地政学的な変化の最大な要因が米国のトランプ政権による国際保健と対外援助政策の大転換です。
 こうした変化を踏まえ、世界の指導者に対しては『HIV対策が再び成果を上げられるよう以下の5原則を再確認し、対応すること』を求めています。

1 実質を伴うパートナーシップ(新たなパートナーシップによるアプローチ)
2 国際的なHIV研究支援
3 HIV予防の優先(予防・治療プログラムの大規模な拡大)
4 人権の尊重
5 科学に基づいた政策

 コミュニティアクション編集部では、キガリ宣言の日本語仮訳を作成しました。 こちら でご覧ください。