生死にかかわるHIV治療の継続に関する米国務長官決定を歓迎し、HIVサービスへの影響の評価と緩和に向けパートナーが結集するよう求める UNAIDSプレス声明

 米国のトランプ新政権が打ち出した対外援助政策資金の一時凍結に対するプレス声明を1月29日付で国連合同エイズ計画(UNAIDS)が発表しました。
 ただし、凍結方針そのものに関する声明ではなく、米大統領エイズ救済緊急計画(PEPFAR)に対する資金凍結は、米国のマルコ・ルビオ国務長官が「緊急人道的免除」の対象として凍結を見送ったことが発表されるのをを待って出されています。
 国際エイズ学会(IAS)が凍結方針に対し、25日付で「PEPFAR凍結が何百万もの人の生命を危機にさらす」と強い危機感を示したのとは対照的な感じですね。
 国務省関係者からの情報で凍結免除の感触を得て、その推移を冷静に見守っていたのか、それとも国連機関としての立場からガチンコの対決は避けたいという配慮があったのか、あるいはほかに理由があるのか、この辺りはよく分かりません。
 UNAIDSのプレス声明の日本語仮訳は こちら で。

 25日付IAS声明の日本語仮訳と読み比べていただくと、少し現状が分かりやすくなるかもしれません。