11年ぶりに1400件を下回る

 2017年の年間新規HIV感染者・エイズ患者報告数の確定値が厚労省のエイズ動向委員会でまとまりました。API-Netの『日本の状況=エイズ動向委員会報告』で2018年8月の委員長コメントをご覧ください。
 http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html

HIV感染者報告数 976 件(過去 11 位)
エイズ患者報告数 413 件(過去 11 位)
  計     1389 件(過去 11 位)

 感染者・患者報告の合計が1400件以下になったのは2006年の1358件(406件、952件)以来11年ぶりです。HIV感染者報告が1000件の大台を割ったのも11年ぶりでした。
 グラフを見ると、2007年まで右肩上がりで増加を続けてきた報告数が2007年から1500件前後で横ばいの傾向にかわり、さらに最近3年間は1400件を挟んだ増減に推移しています。これから減少の傾向に進むのかどうか、背景を分析し、必要な対応を先行的にとりつつ、さらに推移を見ていく必要があります。