『高速対応と人権』

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)の報告書『高速対応と人権』(Fast-Track and human rights)の日本語仮訳pdf版がAPI-Net(エイズ予防情報ネット)に掲載されました。
http://api-net.jfap.or.jp/

 《公衆衛生上の脅威としてのエイズ流行終結を目指し、国連総会は2016年6月の「エイズ流行終結に関するハイレベル会合」で、2020年までの高速対応をHIV/エイズ対策の最優先課題として掲げる政治宣言を採択しました。2020年までにHIVの予防、検査、治療の普及を急がない限り、エイズ流行終結は期待できないというメッセージです。
 ただし、その緊急性を理由に強権的、あるいは強制的な手法をとるようなことがあれば、目標の実現そのものが不可能になってしまうとの認識に基づき、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が2017年5月に発表したガイドライン(手引書)です。
 『HIV対策の高速対応とエイズ流行終結は、人権を抜きにして実現することはできない』と明記し、その理由と人権を尊重したHIV予防、検査、治療のサービス提供のあり方を示しています》 (API-Netから)