多重化する二〇〇〇年代以降のキース・ヘリング像

[山梨]2015年3月21日(土)〜2016年1月4日(月)

 中村キース・ヘリング美術館のリニューアルオープン記念展。

 本展覧会は多重性「Multiplexism」を切り口に、多彩なキース・ヘリングの作品を〈Future Primitive〉〈Art & Fashion〉〈HIV/AIDS・Art & Activism〉〈Children〉〈Japanese Culture〉〈Art History〉という6つのテーマに沿い、作家の活動の軌跡から浮かび上がる思考回路を追いながら再検証していきます。
1980年代というインターネット以前の表現者であったヘリングの思考の出力(表現)方法は、驚くほど多様で、まるで今日のネットワークシステムのようであり、現代においてはへリング作品の世界観が多重化されていることに気づきます。ソーシャルメディアでは、ポップカルチャーのイコンとして今尚生まれ続けている新たなキース・ヘリング像が浮き彫りにされています。一方、新設したギャラリーに展示される晩年の大作からは、普遍的なアートの力を感じていただけるでしょう。また、本展ではプリミティブなものに影響されたヘリング作品と縄文の土偶を対峙させ、当館の所在する八ヶ岳は縄文文化が栄えた地に放たれたへリングのエネルギーを改めて創出いたします。
 (中村キース・ヘリング美術館公式サイトから)

日時:
2015年3月21日(土)〜2016年1月4日(月)
午前10時〜午後5時
場所:
中村キース・ヘリング美術館
(山梨県北杜市小淵沢町10249-7)
入館料:
一般1000円、小中高生600円、大学生・シニア800円
ウェブサイト: