第28回日本エイズ学会学術集会・総会

[大阪]2014年12月3日(水)〜5日(金)

 テーマ: Cureは可能か?

 ところで「cure」とは単にHIVを感染者の体内から排除することよりは広い意味で私は考えています。抗HIV薬の副作用、不用意な感染告知やあってはならない差別によって生じた心の傷や不利益、さらにはHIVによって多くの方々がお亡くなりになったアジア・アフリカ諸国の人口構成の歪みに基づく諸々の社会・経済的問題も、最終的には「cure」されなければなりません。医学の究極の目的が「cure」であるならば、HIVという一つの病原体がもたらした全ての問題について、「cureは可能か?」、「cureするためには何をしたらいいのか?」、「cureを目指す過程でどのようにcareするのか?」という、いわば当たり前すぎる問いを、HIV感染症に関わる全ての方々に改めて議論して頂く場を今回の学術集会において提供できれば、と願っております。 (塩田達雄会長挨拶より)

日時:
2014年12月3日(水)〜5日(金)
場所:
大阪国際会議場(大阪市北区中之島5丁目3-51)
主催:
日本エイズ学会
ウェブサイト: